遊んでいただくキッカケを用意
2018年9月にはじまったNintendo Switch Onlineは、有料の会員サービスです。私はこのプロジェクトの立ち上げから関わりました。離れた友達とオンラインプレイができたり、ファミコンやスーパーファミコンのゲームが楽しめたりといったサービスを提供することから始まったNintendo Switch Onlineですが、加入された方には加入を継続していただきたいですし、新規に加入いただく方をさらに増やしていくためにも、お客様に喜んでいただける新たなサービスを追加していきたいと思っていました。
そこで考えたのが、期間限定で対象のゲームをまるごと遊んでみることができる「いっせいトライアル」というサービスです。1週間という限られた期間とはいえ、遊んだことのないソフトを遊んでお客様におもしろいと感じていただくことで、喜んでいただき、また、そのソフトの販売に結びつけば、それも大きなメリットだと思ったのです。
そのような発想に至った背景には、Nintendo Switchというプラットフォームでたくさんのゲームが発売されている状況がありました。次々と新しいソフトが発売される中、遊んだお客様の間ではとても評価が高いので、もっと多くのお客様に知っていただきたい……と思うソフトも少なくありませんでした。もともとポテンシャルがあるゲームであれば、キッカケを用意することで、多くのお客様に手にとってもらえるようになると考えたのです。
ただ、企画した当初から、関係者全員が「狙い通りにうまくいく」と思えていたわけでもありませんでした。やったことがないのだから当然ですよね。でも、熱心に説明すると共感してくれる人も現れてきて、この企画を進めるためにはどうしたらよいのかを一緒に考えてくれました。
懸念点としてあがったのは、いきなりソフトメーカー様に、「売れると思われるので、ゲームを多くのお客様にまるごと遊ばせたい」と提案しても、理解していただくのは難しいだろうということでした。そこでまずは、社内でプロデューサーや宣伝担当者などに相談し、趣旨への賛同・協力を得て、任天堂のソフト『進め!キノピオ隊長』で1回目の「いっせいトライアル」にチャレンジすることができました。
その時『キノピオ隊長』は発売から1年ほどたっていましたが、いっせいトライアルで遊んでいただくことで、多くのお客様にそのおもしろさや楽しさを発見していただくことができ、さらにそれが販売にも結びつくことが実証できました。すると、社内のメンバーも「これはいける」と自信を持ってソフトメーカー様に企画提案できるようになり、相手先様からも大きな関心をいただくようになったのです。
はじめは不定期に実施していた「いっせいトライアル」ですが、共感して、協力してくれる人がどんどん増えて、2020年は月に1回くらいのペースで開催できました。もともと思っていた、サービスに加入していただいた方に喜んでもらいたいということも、手応えを感じることができています。任天堂では前例のない企画でしたから、不確実なことも多く、実施するにあたっては不安なことも多かったのですが、実績を積み重ねていくことで、共感の輪がどんどん広がっていき、一緒に考えていってくれる人が増え、一つ一つのビジネスはこうやって育っていくんだということを、身をもって体験することができました。
フリプって一回取れば買う必要無くなるよな
トライアルは期間限定なんで、期間が終わって先が気になるなら買う選択肢が出てくる
体験版をわざわざ作るコストを考えてないんだな…
どれくらいかかるの?
金の問題じゃない
一度開発の終わったプロジェクトを叩き起こすのは大変だ
いっせいトライアルならマーケティング部門の独断でやれる
スプラもいっせいトライアルではないけど期間限定で遊ばせたら売上伸びてたっけ
期限内に遊びきれるかはともかく
SNSや口コミによる話題性が出るし
何より今は密度の濃い情報が求められるから
普通の体験版はとりあえずDLはしても、いつでも遊べるから優先順位が低く積まれがちで、興味がないゲームならDLすらしない
いっせいトライアルは丸々遊べるから、さほど興味はなくてもDLされ、期間限定のため遊ぶ優先順位が高い
結果的に多くのユーザーが同時期に同じゲームを遊ぶことになり、共通の話題にもなりやすい
気に入れば購入して続きを遊ぼうとなる可能性も高く、同時にセールもすれば購入を後押しできる
ただ丸ごと遊ばれるわけだから、選ばれるのは
終わりの無いゲームか、やり込むのに何百時間もかかるヤツしか選ばれないだろうね
自分のプラットフォームに人集めようとしてる感が半端ないんだよね
金にもの言わせて、IPを雑に扱ってる感じ
そのソフトの売上を上げようって意図を感じない
提供する方も内容に絶対の自信を持っているわけで
ユーザーもプレイ後に安く安心して買える
実際は流石にいくらか払ってはいるんだろうが
サードに金払ってないと思う
これまでの実績で実際に売れたデータとか提示してるんじゃないかな
ただ、これやるにはそのゲーム自体の出来がよくないと成立しないから
ユーザー評価がある程度高いゲームしかやらない気がする
まぁゲームによっても向き不向きもあるしな
ただ普通にセールするよりははるかに売上上がるだろうとは思う
シーズンパスとかのDLCで拡張済みのやつは無印提供して売上伸ばしやすいし
そうすれば効果は大だろう
ゲームの価値を下げるとサードにとってそのハードの市場価値が下がるからな
後になって2kとかでセールしててもフリプであったしなあって
ルンファクとディスガイアは新作に先駆けたプロモーションか
FE無双の時は灰狼とか幻影とかエムブレム一色に盛り上げようとしてたな
ついでに安くなってるとつい買ってもいいかって気になるね
ARMSなんてもう欲しい人は全員持ってるレベルのタイトルだししゃーない
アームズですらいっせいの後は売れてたような?
オンラインダブルス面白すぎる
[採用情報]「仕事を読み解くキーワード」のページを更新しました。任天堂ではたらく社員の声を追加しています。https://t.co/iOXHhzNZCJ
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) January 29, 2021
そんなことより、ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン Nintendo Switch Onlineの新しいラインナップを追加して欲しい!